例祭(秋祭り)


傘鉾の由来

傘鉾祭りは亀山市野村の氏神、延喜式内忍山神社の秋の祭典の神事行事です。

毎年10月14日に奉納されます。昭和27年12月10日亀山市の無形文化財に指定されています。秋祭りには、傘鉾を先頭に、神主、袴を着けた役員、白衣袴の厄年の青年、同じく保存会の方々約30名が傘鉾一対を奉じて太鼓の音も高らかに町内を一巡し、家内安全、五穀豊穣を祈願します。

その巡行中に傘鉾の先端に付いている五色の御幣を手にすると、幸が来ると信じられており、 御幣の争奪戦が行われます。その乱闘を祭神である、建速須佐之男命之荒魂が喜ばれるのだと云い伝えられています。  

現在は乱闘はみられませんが、その代わりに傘鉾の和紙を破り取り神棚に供えて、一年間の、家内安全、五穀豊穣を祈ります。傘鉾は、町内を一巡いたしますと、和紙は、剥がされて、神社に帰る頃には、竹枠のみになっています。

傘鉾は飾り鉾が変化したものと伝えられており全国でも珍しいとされています。

傘鉾は忍山神社祭神の一座である須佐之男命の荒魂をなぐさめる為、古くから行なわれている、神事の一つである。その由来は明確ではない。

傘鉾ビデオ(「亀山市史民俗忍山神社秋祭」より)

傘鉾製作

傘鉾巡行

灯篭作成

宵宮

子供神輿